アラサーXジェンダーが求めること

みなさんこんばんは、こくまろです。

今回はXジェンダーの求めることについて語っていきたいと思います。

これまでの記事で、Xジェンダーは何を感じて生きているのか
生態をお話してきました。

それらを読み「じゃあどう接したらいいんだよ!」と思った方の
一つの指標となれば幸いです。

当記事を読む前に

ここに書くことはあくまで筆者こくまろが思うことであり、
すべてのXジェンダーの方に当てはまるわけではありません。
色んな性のあり方が認められるよう
その一例として紹介させていただきます。

また、説明の都合上
性別について言及する文章が出てきます。
これらの話が苦手な方は無理をせず、
十分注意して読み進めてください。

そもそもXジェンダーとは?

Xジェンダーとは数ある性自認のうちの1つで、
性自認が中性・両性・無性など
男性・女性に当てはまらないものを指します。

筆者自身、自分が中性なのか両性なのか
はたまた別の性なのか正直わかっていません。

ただ、自分が女性であることは理解していても
女性としていきていくことに抵抗があるのです。

女でもなく、かといってトランスジェンダーではない。
そんなわたしはXジェンダーという言葉を知り
やっと自分を受け入れることができました。

Xジェンダーが求めること

①LGBTQに関心を持ってほしい

まずは色んな性の人間がいるこということに
関心を持ってほしいです。

日常生活の中では、度々
「あ、わたしたち性的マイノリティの存在が見えていないんだ」と
感じる場面に直面します。

全てを理解してほしいなんてそんなことは思いません。
多くの当事者は普段はそれを隠して生きていますから。
ただ関心を持って、「もしかしたら自分の近くにもいるのかも」
と想像してもらえたら嬉しいなと思っています。

②親しくない人とパーソナルな話はしたくない

これはXジェンダーに限った話ではないと思いますが、
特に性に関する話(胸や生理の話など)は出来るだけ避けたいです。

どの程度苦手なのかというと、
例えば筆者は女性用下着の名称を言えません。

親しい人であれば「そういう話は苦手なんだ」と言えますが、
そうでない場合にはお茶を濁してなんとかその場をやり過ごすしかありません。

仮にもし性に関する話をしなくてはいけないのであれば、
発言後しばらくずっと落ち込んでしまいます。
「何であんな話をしたのか……」と眠れなくなります。

ただこれに関しては男性も女性も、誰であっても
苦手に思う人はいるでしょう。
大人の常識として、親しくない人とのパーソナルな話は
避けるようにしてほしいと思います。

③恋バナは聞いてほしい!

筆者はXジェンダーであり好きになる人の性別もまちまちですが
声を大にして言いたい。

「恋バナはしたいんだ!!!!!」

もちろん誰にでも話したいというわけではありませんが、
親しい友人には聞いてほしいというのが本音です。

筆者の場合、親しくなった人には自分の性の話をします。
その上で恋バナをするのですが、それでも
「こんなレアな設定(Xジェンダー)の話、聞かされても困るよな」と
話していて申し訳なくなり、さりげなく話を終わらせてしまいます。

特にXジェンダーの場合は時によって性自認が変わる人もいるため、
話を聞く側は戸惑うと思います。

時には「あの子がかわいいくて俺は困るんだ!」と話すかもしれません。
時には「あの人がかっこよくてわたしは困ってるの!」と話すかもしれません。

紛らわしくてごめんなさい。
それでもやっぱり恋愛のウキウキは話したいんです……。

なのでもし出来れば、性別の観念にとらわれず
楽しく話を聞いてくれると嬉しいです。

おわりに

以上がXジェンダーである筆者が
周囲の人に求めることです。

ここまで様々な不満や意見を述べましたが、
基本的には個人の行いに対してそこまで求めていることはありません。

何せわたしたちXジェンダーなどの性的マイノリティの当事者は、
多くはそれを隠して生きていますので。

でも、隠しているだけであって
いないわけではありません。

この記事を読んでくださった方、
どうか「自分の身の回りにも隠れている人がいるかもしれない」
と想像してみてください。

わたしたち当事者は、そうではない皆さんが思っている以上に
言葉の端々に思いやりを感じているのです。

なお、いま一度言いますが
Xジェンダーの方全員が同意見というわけではありません。

「こんな人もいるのか」くらいに考えてください。

少しでも多くの人に
Xジェンダーの存在を知ってもらえたら幸いです。

以上!

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