アラサーOLが語るXジェンダーの生態②思考編

みなさんこんばんは、こくまろです。

今回はXジェンダーの生態(思考編)について語っていきたいと思います。

普段どんなことを考えているのか
何が人と違うのか
何を苦手に思うのか…。

よろしければお付き合いください。

当記事を読む前に

ここに書くことはあくまで筆者こくまろが思うことであり、
すべてのXジェンダーの方に当てはまるわけではありません。
色んな性のあり方が認められるよう
その一例として紹介させていただきます。

また、説明の都合上
性別について言及する文章が出てきます。
これらの話が苦手な方は無理をせず、
十分注意して読み進めてください。

そもそもXジェンダーとは?

Xジェンダーとは数ある性自認のうちの1つで、
性自認が中性・両性・無性など
男性・女性に当てはまらないものを指します。

筆者自身、自分が中性なのか両性なのか
はたまた別の性なのか正直わかっていません。

ただ、自分が女性であることは理解していても
女性としていきていくことに抵抗があるのです。

女でもなく、かといってトランスジェンダーではない。
そんなわたしはXジェンダーという言葉を知り
やっと自分を受け入れることができました。

Xジェンダーの生態について(思考編)

①胸や生理の話ができない

もうそのままの意味です。
同性同士であっても
たとえ真面目な話でも、フランクな話でも、
できる限りこれらに関する発言はしたくありません。

なにせ自分の女性らしい部分を隠さないことには
”中性”にはなり得ないのです。

わたしはありがたくないことに(人によっては嬉しい要素ですが)
いわゆるシンデレラバストではありません。
「大きいね」なんて言われた日には不快で仕方がないのです。

それ以前に、そもそも口に出して「胸」や「生理」と言えません。

②男女で区別されるのが苦手

厳密にいうと
「男女を区別する際に自分も対象に入っている」
ことが苦手です。

実際に職場で起きた話ですが
同僚に「今日は女性が多いね」と言われたのが
大変もやもやしました。

他にも例えば「☜女性はこちら」という道順があったならば
これも大変もやもやします。

こういった場合どれも悪意があるわけではないと
もちろんわかっています。
ですがこの不安定な心の性別が、もやもやを生んでしまうのです。

③「お姉さん」と呼ばれるのが苦手

知人・他人問わず
「お姉さん」と呼ばれるのが苦手です。

これもまたもやもやが生まれますが
苦笑いにならないように気を付けています。

アラサーはお姉さんじゃないだろう!
というところはノータッチでお願いします。

④「お兄さん」と呼ばれるのも違う

ここまで散々めんどうなことを並べていますが
かといって「お兄さん」ではないんですよ……。

筆者はたまーに店員さんなどからお兄さん扱いされることがありますが、
いくら女性らしさを隠し男性のように振舞っていても
本物の男性ではないので恥ずかしくなります。

しかしながら間違えられたあとは
見栄を張って(?)声を低くしたりします。

⑤友達と温泉に行くのに抵抗がある

ここまできたらなんとなく予想がつくのではないでしょうか。

ひたすらに女性らしさを隠したいのです。
普段はできる限りボディラインが出ない服を着ているので、
服を1枚脱ぐことさえ抵抗があります。

⑥男性と同じように振る舞いたくなる

筆者の身体的性別は女性のため、
そんな自分の存在を”中性”にするためには
男性に寄らないといけないのです。

そのため例えば食べる量、お酒を飲む量を
男性と張り合ったり
脚を開いて座ったりします。
(女性的な服装の時は脚は閉じています!)

⑦好きになった人によって性自認が変わる

これはXジェンダーの種類の1つである、
「流動的な性である」という部分に当てはまります。

普段はなるべく性別がわからないようなスタイルが好きなのですが、
恋をするとそれはがらりと変わります。

相手にとって自分が女性でありたいと思うとき
(相手が男性、もしくはかっこいい女性のとき)には
髪を伸ばし
かわいい服を着て
幼い顔になるようなお化粧をして
少しでも”かわいく”見せようとします。

一方相手にとって自分が男性でありたいと思うとき
(相手がかわいい女性のとき)には
髪を短くし
男性的な服を着て
お化粧は薄く
少しでも”かっこよく”見せようとします。

さらにそれだけではなく、女性用トイレに入ることが苦痛になったりもするのです。

言葉でいうと大したことないように見えますが、
実際の見た目はかなり変わり、生活全てが一変します。

このあたりは性的思考とも関連してくるので
後日別の記事に書き起こしてみようと思います。

おわりに

以上が筆者が感じる
思考に関する生態です。

いま一度言いますが
Xジェンダーの方全員がこれに当てはまるわけではありません。

「こんな人もいるのか」くらいに考えてください。

少しでも多くの人に
Xジェンダーの存在を知ってもらえたら幸いです。

生態①見た目編、②思考編を読んで
「じゃあどう接したらいいんだよ!」
と思った方向けに、
次回はありがたい接し方についてお話ししようと思います。

お付き合いありがとうございました
以上!

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